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コロナ時代のイギリス

Updated: Sep 4, 2021


Covid-19が発見されてから1年が経ちました。

世界がひっくり返ることになるとは、当初、誰が予想できたでしょうか。


この期間、世の中の動きは完全にオンラインへとシフト。

私もMicrosoft TeamsやZoomを日常的に使うようになり、つい最近までは映画の世界と思われていたシュールな生活にも慣れました。


日本も年末からコロナウィルスの感染者が急増し、皆さん気疲れのする毎日を送っていらっしゃることでしょう。


英国も、昨年の11月5日から12月1日まで続いた国を挙げてのロックダウンに続き、2021年1月3日現在、ロックダウンに準ずるTier 4という制限が敷かれている地域に、イングランドの四分の三の地域が入ることとなりました。

(スコットランド等を加えると、さらに多くの地域となります。最新情報はこちらのBBC日本語サイトでご覧ください。https://www.bbc.com/japanese/55481804


明日、4日から新学期が始まり、小学校から大学までの再開を待つ状況ですが、イギリス全体で毎日5万人を超える感染者が出ているため、休校となるか、Face to Faceの授業をやめてオンライン授業に再び移行するべきか、内閣と各自治体の教育員会で審議されている模様です。


そもそも、日本のほぼ半分しか人口がいないイギリスで、なぜこんな多くの感染者がでてしまうのでしょうか。室内や公共交通機関でのマスク着用が、イギリスの法律で決められたのが昨年の 7月4日。それにも関わらず今回、感染者が爆発的に増加した背景には、単に感染力の高い変異種が台頭しただけでなく、他に理由があるような気がします。


日本とイギリスの生活習慣や文化を比較することで、素朴な疑問に答えられるようなブログにできればと思います。



上記の写真は、昨年8月にイギリス南部の森林でウォーキングをしていた際に撮影しました。よく見ると、'Thank you NHS' 、'Stay Home' などと彩色してあります。


昨年3月から6月までの最初のロックダウンでは、医療機関や食品関連、あるいは郵便などの機関に従事している者以外は、原則、外出禁止が法律で義務付けられていました。その間、国民の大多数が家でじっと引きこもりの生活を強いられた訳ですが、毎週木曜日の夜8時には家の玄関先に出て、近所の人たちと一緒に、NHS(National Health Service)従事者の勇姿を称えて一斉に拍手をしました。


夏に自宅待機期間が明けてから、当時、子供たちが手作りでペイントした石を森に置いて、飾ったのでしょう。大晦日の日本で、お寺や神社に役目の終わったお札を納めに行く感覚にちょっと似ていますね。

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